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「やった」課

「やる」と心の中で思ってたら、すでに行動は終わっていたんだ

広告デザインが人を動かしてきた!その心理術を完全網羅【書評】

「人を動かす」広告デザインの心理術33 ―人の無意識に影響を与える、イメージに秘められた説得力
by カエレバ



あっこの広告ってこんな心理効果を狙ってたんだ…
という企業の狙いや仕組みが実例見ながら理解できる一冊です。
読んでて楽しいですけど、広告を見る目は変わってしまいそう^^;

概要

目次 (hontoサイトより引用)

3種のニーズ
本書について
01 抵抗感を認める
02 脳にやさしいメッセージを作る
03 フット・イン・ザ・ドア・テクニック
04 夢のような効果をうたう
05 自分で自分を説得してもらう
06 別の役をキャスティングする
07 「社会的証明」の力を利用する
08 「保証」をつける
09 魅力的な顔のモデルを起用する
10 ユーモアをきかせる
11 「希少性」の力を利用する
12 「一時的な好意」を引き出す
13 おとりの選択肢を用意する
14 ザッツ・ノット・オール・テクニック
15 「単純接触効果」を利用する
16 「アンカリング」を利用する
17 アストロターフィング
18 商品を人間のように見せる、擬人化
19 信頼できる顔のモデルを起用する
20 混乱に陥れ、リフレーミングする
21 メタファーを使う
22 実行プランを提案する
23 「返報性」の心理を利用する
24 言葉の力を利用する
25 性的表現を取り入れる
26 「権威」の力を利用する
27 「利益」のフレームと「損失」のフレームを使い分ける
28 「初頭効果」や「新近効果」を利用する
29 フィア・アピール・テクニック
30 ダブルスピークを使う
31 他人への「投影」を行う
32 ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック
33 サブリミナル効果を狙う

超要約

この本は、
広告心理学的視点から分析して
人々の日々の決定に無意識のうちに影響を与える「隠れた力」を解読した一冊です。

心理術の分類

人は大きく分けて3つのニーズの影響を受けやすい
の自動的な反応によるニーズ
他人・社会とのつながりに関するニーズ
個人的な快感・嗜好によるニーズ 

いずれの心理術も、どのニーズを満たす効果を持つかという分類を与えられています。

広告の評価

33の心理術は
「効果」    影響を与える度
「魅力」    あっと言わせる度
「使いやすさ」 簡単に広告に使える度
の項目で評価もされています。たとえば、
「抵抗感を認める」「脳に優しいメッセージを送る」
3項目とも満点の5つ星の高評価
一方で「ダブルスピーク」「サブリミナル効果」
3項目の平均が3つ星を下回る上、
「道義的に反する」などと批判的なコメントも載せられている。

こういった比較をしながら読み進めることで、
広告効果を得るために、あるいはブランドイメージを守るために
「使うべきではない広告手法」を理解することができるでしょう。


ここでは紹介されていた心理術のうち1つだけ紹介します。
個人的に興味深かった、「顔」の話です。

魅力的な顔のモデルを起用する広告効果

この項目は魅力的な顔・容姿のモデルを起用した広告に人は好印象を抱く、という普遍的な内容です。
ただこの中で面白かったのは、
誰もが広告モデルに美男美女が使われることに飽き飽きしていて、
自分はそんな広告に影響されない!と固く信じている。
にもかかわらず、実際には外見の魅力的な人は内面もいい人だと感じる
そういう人が宣伝している商品にはやはりいいイメージを持ってしまうということ。

人は魅力的な顔を見た瞬間に無意識に好感を抱くし、
その瞬間、見た人の身体の中では「お金をもらった時」と同じような反応が起こるらしい。

ということです。

すげえや、身体の中でチャリンチャリン聞こえるほどときめくんだからやはり美男美女はすごい。
ちなみに美男美女の基準には世界共通のものもあるらしく、
その具体的な内容については本書で詳しく説明がなされていますよ。

おわりに


本書でで紹介されているものや、その他多くのいろんな形の広告が、
この33の心理術のどれかを狙って作っているのか?それはわかりません。
あるいは先にセールスマンや広告マンたちが生み出していた体験的手法に
心理学が名前を付けただけのものもあるでしょう。

それでも現在これだけの「人を動かす」広告手法があるとわかるのは面白いです。
電車の中づりやテレビCM、youtubeの広告が
どんな意図を込めたくてその枠を勝ち取っているかわかったら面白いと思いませんか?

ちないに個人的にこの本は、
「ほかの人は騙されるだろうが自分は広告に影響されてない!」
という方にはとくに読んでいただきたいですね。
誰しもそう思ってる、という結果も心理学で出てるらしいですけど(^^)

個人的に気になっていた「広告デザイン」と、
好物ジャンルの「心理」が組み合わさっているところに惹かれました。
期待に応えまくる一冊でしたよ。

「人を動かす」広告デザインの心理術33 ―人の無意識に影響を与える、イメージに秘められた説得力
by カエレバ